こんな苺、はじめて~完熟イチゴのシャルバート~

こんな苺、はじめて~完熟イチゴのシャルバート~

完熟苺だから生みだせる、濃厚な味わいと芳醇な香り

「こんな苺、食べたことない…」

思わず、そう言葉がこぼれてしまうほど、苺の溢れる果汁、芳醇な香り、そして濃厚な味わいに包まれる「完熟イチゴのシャルバート」の完成。

余計なものは加えず、みずみずしい果実をそのまま食べているような、爽やかながらも濃厚な味わいを楽しめるのは、この季節だけのお楽しみ。

完熟イチゴのシャルバート

美味しい苺は、土づくりから愛情込めて

使用するのは、茨城県かすみがうら市、菅谷いちご園の”とちおとめ”。

筑波山や霞ヶ浦を一望できる緑豊かなかすみがうら市。18 歳から栽培に携わり、50年ものあいだ「美味しい苺を食べてもらいたい」その一心で来る日来る日も苺ついて考える農園主の菅谷利男さん。

苺は毎年、決して同じ条件で作られません。土、葉っぱ、受粉をしてもらうためのミツバチの状態まであらゆる視点から分析して、最善方法を導き、美味しい苺が育つのです。

通常、苺は花が咲いてから収穫までは約20日間。一方で、菅谷さんの苺ハウスでは暖房を使用せず、じっくりと倍の40日間、時間をかけて収穫の時期を迎えます。

化学肥料は一切使用せず、植物性有機物(大豆粕や油粕)と米ぬかを混ぜ、オリジナルの堆肥をつくります。毎年、堆肥は継ぎ足して改良され、ハウスの土は微生物でいっぱいに。土の中の微生物が土を温めるので、暖房なしでも苺は時間をかけて成熟される。森の栄養の源である土づくりは重要な役割を担っています。

その技術の高さ、栽培へのこだわりから、2015年には"農業技術者会議 最優秀賞"という栄えある賞に輝くほど、日々美味しい苺を栽培するために努力を重ねている菅谷さんです。

苺は完熟させるほどに甘味が増していく

苺は、一般的に果肉が軟らかく輸送に向かないため、通常は実の硬い状態で収穫(早採り)し、流通されます。

しかしこのような収穫方法では糖度が十分にのらず、食べても酸味が強調されてしまい、苺本来の美味しさは味わえません。苺は完熟させるほどに甘味が増していき、酸味は抜けていくのです。

菅谷いちご園の苺は、苺が一番美味しい完熟の状態で収穫されます。

夜が明け、植物の活動が活発になる前の早朝に、収穫は始まります。人間と同じで、植物も太陽の光を浴びると活動が活発になる。起きたばかりのカラカラの体に水分を取り入れようと、根っこから土中の水分を吸い上げ、隅々まで潤そうとします。そうして、水分が苺まで届いてしまうと水っぽい苺になってしまうため、陽が昇る前に収穫を始めなけらばなりません。

こうした菅谷さんのこだわりひとつひとつが瑞々しい果汁にあふれ、甘さが凝縮された苺を作り出すのです。

▶菅谷いちご園のホームページ

氷菓の原型、”シャルバート”

氷菓の原型である「シャルバート」はアラビアで誕生したとされ、それがのちに古代ヨーロッパへと伝わり「シャルバート」や「ソルベット」と呼ばれるようになりました。

雪や氷に果汁やミルクなどを加えたものがジェラートの始まりである、と記された古の文献をもとに生まれた、FAR EAST BAZAARの”アラビアンジェラート”。

この完熟イチゴのシャルバートは、まさに苺そのもの。一口食べれば、完熟苺の甘み、フレッシュな香りが口いっぱいに広がり、幸せな気分になれます。

春から新緑の季節に変わる今だから食べたい、ひんやりと冷たいシャルバート。ぜひ熟した苺を使ったシャルバートをご堪能ください。

 

▶完熟イチゴのシャルバート


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