青の都「サマルカンド」をイメージしたギフトBOX

世界のどこにもない美しい都市、サマルカンド

古来、シルクロードの要衝として繁栄した、ウズベキスタンの都市サマルカンド。
当時のティムール王は、世界のどこにもない美しい都市を建設しようと、各地から優れた技術者や芸術家たちをサマルカンドに集めました。壁面を飾る「サマルカン ド・ブルー」と呼ばれる青色タイルは、中国の陶磁器とペルシアの顔料が出合って誕生した文化の融合でした。

「青の都」と呼ばれ、頂点を極めたサマルカンド

政治・経済・文化の中心であったレギスタン広場は、シルクロード主要路の交差点として東西の交易商人が行き交い、バザールが開かれ、活気に満ちていました。

古都サマルカンドをデザインに載せる

イスラム世界の美術は、長い歴史を通じて多様な様式を発展させてきました。
イスラム美術には、一目でイスラム美術とわかる普遍的な要素があります。それは、多様性を持つと同時に統一性を持ち、その中心に調和があることです。

私たちは、そんなイスラム美術の複雑さと、調和をデザインに載せたいと考えました。様々なパターンと色の要素を細かく組み合わせることで、多様な要素が重なるからこそ生まれる全体の存在感を出したいと思いました。

特徴的な3つの要素

デザインの中に組み込まれる要素は
・アラビア文字のカリグラフィー
・幾何学パターン
・アラベスク

カリグラフィーは、コーランを記すために生まれ、アラビア世界では何世紀にも渡り、聖典を表すために相応しい美しい文字の書き方を生み出すことに情熱を傾けてきました。
カリグラフィーで表したのは、「世界の文化は、東の果てに集まる」の文字。BOXの天面と側面に載せています。
幾何学パターンは、平面を調和のとれたシンメトリカルな図形に分割し、複雑に合わさった紋様を作り出しました。無限性やあまねく存在する中心といったイスラムの概念を表します。
アラベスクは、自然界の唐草、葉、花などの植物が持つリズムや生長のエッセンスを視覚的に抽出した紋様で、「楽園の庭」を想起させます。また生命とそのサイクルと結びつく渦巻は、天地創造の際の膨張と 収縮のプロセスを表し、原初的で普遍的なシンボルです。
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