「小麦を焼き上げる」という知恵が生まれたのは、6000年ほど前の古代オリエントでのことであったと伝えられています。
世界各地の街を歩けば、朝早くから、小麦の焼き上がる芳しい香りが街中に漂い、その土地の文化を映し出し、わたしたちの旅情を掻き立てます。
バクラヴァ
オスマントルコ帝国時代のトプカプ宮殿で発展したとされる菓子。
何枚も重ねた薄いフィロ生地にナッツを挟みたっぷりの花の蜜をかけて焼き上げるFAR EAST BAZAARのバクラヴァ。
トルコではラマダン明けのお祭り「バイラム」や、お祝いに欠かせない菓子でもあります。
古代小麦の
ハーマンタッシェン
ユダヤ教のお祭りで、アダルの月といわれる「一年中で一番幸せな月」の期間に開催される「プリム」。
そこで伝統的に食べられるハーマンタシェン。小麦を三角形に練り込み、中にフィリングを詰めて焼くお菓子を、古代小麦を使用して再現しました。
古代小麦のクッキー
焼き上げた古代小麦の芳しさ、花蜜の気品漂う甘み、ザクザクのクラフト感。
古代メソポタミアの人々は、古代小麦をどんな風に焼き上げたのでしょうか?きっと手でこねあげて、ひとつひとつ形作り、こんな風にザクっと焼き上げたに違いありません。